This Archive : 20070819
消えた天使 / The Flock
実はその前週にあまり大きな期待をせずに偶々時間の都合が良かった『オーシャンズ13』のフラリ鑑賞もしたのだが、やはりというか予想通りというか「〜12」同様にキャスティングで息切れしてしまったかの如く、内容は間延び間アリアリで不覚にも中盤で落ちてしまった(><)ので本エントリーは遠慮させていただいた。
今回の『消えた天使』も実はまたもやフラリと入ったパターンだった。
劇場は「シネマート六本木」。
私は、この劇場の存在を今回初めて知ったのだが、80年代の若かりし小僧サラリーマン時代にシパンゴ、エリア、ロリポップ等、上から下まで踊り場尽くめだった六本木の日拓ビルが今は上から下までスクリーンになっていた。
聞いたところでは1年ほど前からプチ・シネコンとなったようだ。
本題に戻って、『消えた天使』。
「インファイナルアフェア」のアンドリュー・ラウのハリウッド進出第一弾&リチャード・ギア主演というわりには、意外とシレっといつの間にか公開されていた印象・・・・。
しかし、私的にはとても良く創られた映画だと感じた。
監督: アンドリュー・ラウ
製作: アンドリュー・ラウ、フィリップ・マルチネス 他
脚本: ハンス・バウアー、クレイグ・ミッチェル
出演: リチャード・ギア、クレア・デインズ、アヴリル・ラヴィーン、ケイディー・ストリックランド、レイ・ワイズ、ラッセル・サムズ、マット・シュルツ、クリスティーナ・シスコ、ドウェイン・バーンズ、エド・アッカーマン 他
=====[シノプシス:goo映画より]=====
長年性犯罪登録者の観察を続けてきた公共安全局のバベッジは、退任まであとわずかとなっていた。そんな彼の元に後任のアリスンがやってくる。バベッジはアリスンを連れ、実地訓練とばかりに担当登録者の元を訪れる。強姦を犯したエドモンド、夫がバラバラ殺人を犯し自らも3件の罪に問われたビオラらの家を回り、さらに車で移動する中、2人の元に誘拐事件の報が入る。バベッジはその犯人が登録者の中にいると確信し…。
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犯罪の猟奇的側面ばかりに気をとられていると単なるサイコ・サスペンスで終わってしまうのが、内容的には人間の内部にあるプラスとマイナスの共存のような部分を秀逸に描き出し、多くの人がそこに陥ってしまう危険性を孕んでいるのだろう感じた。
この辺りのフォーカスは昨年の「クラッシュ」の時にも感じたことだが、作品としての創り方は全く違っていて、アンドリュー・ラウらしく始終激しく、目まぐるしく展開させるので鑑賞中は上記のような深い部分を考える余裕はない(笑
このテーマ、この展開に今回久々に観たリチャード・ギアは実に嵌り役だったと感じる。彼の得意な少々一本調子な演技のお陰で激しい展開と猟奇的テーマの側面のバランスが上手に保たれていることで、陰湿になりすぎず、煩くもなり過ぎず、アンドリュー・ラウの持ち味が活きた作品となっていたように感じる。
助演のクレア・デインズもとても良かったと思う。

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