金曜のこととなるが、ブラッド・ピット製作×
アンジェリーナ・ジョリー主演で話題必至の映画『
マイティ・ハート -愛と絆-』の試写を観た。
今回は配給社
UIPの試写室ということもあり、見覚えのある映画評論家の方のお顔も・・・・・。
周知のニュースとなるが、
UIPジャパンは年内いっぱいで解散となる。
古くは、「JAWS/ジョーズ」、「E.T.」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「レインマン」「ジュラシック・パーク」等最近では「ドリーム・ガールズ」、「不都合な真実」、「トランスフォーマー」等で洋画マーケットを席巻してきた
UIPだが、この『マイティ・ハート』はそんな同社の最後の配給作品となる。
本題に戻って、この『マイティ・ハート -愛と絆-』は、2002年にパキスタンでの取材中にテロリストに誘拐された記者の真相を彼の妻が綴った
「マイティハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死」に注目したブラッド・ピットが権利を取得し、今回の映画化へと至った。

原作:マリアンヌ・パール
製作:
ブラッド・ピット、
デデ・ガードナー、アンドリュー・イーストン
監督:
マイケル・ウィンターボトム脚本:ジョン・オーロフ
出演:
アンジェリーナ・ジョリー、
ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ、イルファン・カーン、ウィル・パットン、デニス・オハラ 他
====[シノプシス]====
夫婦共にジャーナリストとして活動するダニエル・パールと妻のマリアンヌは、9・11後アジア各国を取材に訪れ、パキスタンのカラチという土地に辿り着いた。目的は人道主義者ジラニ師へのインタビュー。
妊娠中の妻マリアンヌはパキスタン最後の仕事となる予定の取材に夫ダニエルを送り出し、彼の帰りを待つが、予定の時間を過ぎても翌日となってもダニエルは戻らない。
行方不明の真相を探り、彼の救助をする為、領事館外交保安担当、テロ対策組織CIDのリーダー、ダニエルが所属するウォールストリート・ジャーナルの仲間やFBI捜査官が集まり、関係各所の総力をあげた捜査が開始された。
妻マリアンヌ自身も捜査の輪に加わり、メディアへの出演もしながら彼の無事を信じて祈り続ける中、次第に情報が集まり、真相が徐々に解明されていく。
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9.11以降、テロリストをテーマに含んだ作品がとても多くなってきている。
今回のこの作品もそういった中の一つではあると思うのだが、国家の野望やテロリズムの卑劣さではなく、その被害者の妻が愛する夫に無事を祈る視点で映画全体が構成されている分、遠く離れた日本で平和に暮らしている私にもその苦しさがこれまでのものよりリアルに届いてくると感じた。
しかしながらこの映画、ノンフィクションではあるのだが、脚本・監督の妙により言葉としては不謹慎だがサスペンス・ドラマとしてもストリーの中に引き込まれてしまうようにできている。
刻々と変化する状況に中で、緊張はどんどん高まっていく。
動揺しながらも夫の無事の為に毅然と振舞う妻マリアンヌを見ていると、自分は到底こんな立派な人間ではいられないだろうなと感じさせられる。

このマリアンヌの人間像もさることながら、今回は原作者でもある彼女を演じるアンジーの演技がとにかく素晴らしいと思った。
これまでの華麗さや妖艶さは無い。
でも、とにかく凄い。
妻として夫ダニエルの不安に脅える女としては勿論、ジャーナリストとして或いはその妻として毅然と「振舞う」マリアンヌの微妙な心までをリアルに表現し、観ている人がのめり込まずにはいられない状況を作り出していたと思う。
今までの彼女には見られなかった大きな魅力を一つ、この作品を通して世に披露したのではないだろうか。
劇場公開は、11月23日。
UIP最後の配給とうことは別にして、是非もう一度鑑賞したいと思った。
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