昨日は開業初日の地下鉄副都心線に乗って池袋へ。
新宿三丁目から乗ったのだが、いやいや駅は凄い混雑だった。まず、改札の手前で、記念グッズ売場の列と改札待ちの列。ホームに降りると、フェンスから身を乗り出して入ってくる電車を撮影しようとしているpettit鉄っちゃんが駅員さんに注意されている。
〜で、
そんな副都心線にのって行った目的地はシネリーブル池袋。
目当ての映画は『イースタン・プロミス/Eastern Promises』
池袋自体にあまり行くことがないこともあり、この映画館もあまりくる機会が無いところ。40過ぎの記憶はもはや全く当てにならいのでブログの記録をみたところ、「
ブロークン・フラワーズ」を観て以来の約2年ぶり。
個性的な監督とキャスト陣。それから少ない劇場での公開。
派手派手しく日本公開される大作よりも、このあたりが私に嵌る作品の何となくの傾向らしい。
実は、しばらく自分のブログとご無沙汰だった間に話題の「
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」も鑑賞したのだが、ストーリー的には面白くできているものの内容に薄っぺらさのようなものを感じてしまい、運悪く自分の仕事が慌ただしかったこともあってエントリーしたいという気持ちには至らなかった。
それからついでに、しばらくご無沙汰の間の出来事といえば、大好きなジェシカ・アルバに久しぶりにスクリーンで対面したかったのだが、チケット売場で「噂のアゲメン〜」と口にする勇気が湧かず断念した。配給社さんの邦題への今後の思慮を期待したい(笑
おっと、話が大分ズレてしまったが、本題の『イースタンプロミス』はというと・・・・・。
||||||[シノプシス:シネマトゥデイより]||||||
ロンドンの病院で産婦人科医をしているアンナ(ナオミ・ワッツ)のもとに、ロシア人の少女が運び込まれる。しかし、出産の直後に少女は命を落とし、日記と赤ん坊が残された。そこに記された内容に危険を感じながらも、赤ん坊の家族を見つけ出そうとするアンナ。彼女はあるロシアン・レストランにたどり着き、ロシアン・マフィアに雇われているミステリアスな男ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。
■ジャンル : スリラー/サスペンス
■製作年 : 2007年
■製作国 : イギリス=カナダ
■配給 : 日活
■上映時間 : 100分
■監督:デヴィッド・クローネンバーグ
■脚本:スティーヴ・ナイト
■出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スタール、シニード・キューザック、イエジー・スコリモフスキーほか
ロンドンに根を張るロシアン・マフィア社会のサスペンス。
この今まであま接する機会が無かった題材の複雑さ、ディープさ、重苦しさがロシア訛りの英語やロンドンの暗い街並みとも相俟って、とても秀逸に物語が仕立てられている。
個人的には、ロンドンを訪れたことも無いし、ロシアへの造詣もほぼ無いので、この手の複雑なテーマが理解できないまま、物語から取り残されてしまいそうなものなのだが、観ているうちにどんどん物語りに引き込まれて行く。
この社会や登場人物の背景がこの作品の鍵となっていると思うが、恐らく、この作品の素晴らしさは、その辺りを説明めいた回想シーンやスーパー等ではなく、出演者の言葉や少女の日記の一文から効果的に印象深く感じられるようになっていたところではないだろうか。
こまかな正確な歴史や背景を説くのではなく、そこに居る人物の気持ちを表現することで、この物語の鑑賞に必要な感覚を自然見ている私に瞬時に植え付けてしまったのだと思う。
バイオレンス・シーンも多く、好き嫌いはあるかも知れないが、決してそのバイオレンスそのものがテーマとされた作品ではなく、確りとした人間ドラマとして見応えのある作品だった。
〜とはいうものの、
ヴィゴ・モーテンセン演じるニコライの裸での格闘シーン等映像の演出を通しての迫力や緊迫感、そしてモーテンセン自身の常に寡黙ながら何か内にあるハートめいたものを感じさせる見事な演技がかなり効いていたことも確かだが。。。。。
普通に事件を追うサスペンスドラマとして考えれば、秀逸に作りこまれて繋げられた背景は、もっと先の展開までお楽しみを創ることもできたはずだ。しかし、事件を追いきるのではなく、登場人物の治まりを見届ける形で物語を終わらせるところがこの映画の意義をより明確にしていたと感じる。
公開初日のキャンペーンなのか、手渡されたアンケートの粗品の先渡しなのか、カウンターでチケットを購入する際に、主演
ヴィゴ・モーテンセンのプリント写真を一緒にもらった。あんまり過去に見ないタイプのキャンペーンだが、ファンの方にはかなり嬉しい企画だと思った。
